Ubuntu 18.04にArduino IDEをインストールして、プログラムをArduinoに書き込む
部屋を掃除したら、昔購入したArduinoが出てきました。Arduinoの開発キットをダウンロードし、サンプルを実行する
懐かしい。久しぶりに触ってみようと思います。
Ubuntu 18.04に開発用のエディタ「Arduino IDE」をインストールしてみます。
Arduino IDE
こちらからダウンロードしました。
https://www.arduino.cc/en/Main/Software

「Linux 64 bits」のリンクをクリックすると、
「arduino-1.8.5-linux64.tar.xz」がダウンロードできました。
インストールはこちらを参考に行います。
https://www.arduino.cc/en/Guide/Linux
xzファイルの解凍はこちらを参考に以下のコマンドを実行。
Linux で tar.xz 形式のファイルを解凍する
$ tar Jxfv arduino-1.8.5-linux64.tar.xz
解凍したディレクトリに移動し、インストールを実行します。
$ cd arduino-1.8.5
$ ./install.sh
Adding desktop shortcut, menu item and file associations for Arduino IDE... done!
インストールと言っても、デスクトップにショートカットを作成するだけのようです。
こんなショートカットがデスクトップに作成されました。

内容は、ファイルを解答したディレクトリの「arduino」へのショートカットです。
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=Arduino IDE
GenericName=Arduino IDE
Comment=Open-source electronics prototyping platform
Exec=/home/baranche/dev/arduino-1.8.5/arduino
Icon=arduino-arduinoide
Terminal=false
Categories=Development;IDE;Electronics;
MimeType=text/x-arduino;
Keywords=embedded electronics;electronics;avr;microcontroller;
StartupWMClass=processing-app-Base
デスクトップに作成されたショートカットをダブルクリックすると、初回は警告が表示されます。

「信頼して起動」を選択すると、デスクトップのショートカットにちゃんとアイコンが表示されます。

こんな感じで起動してくれました。

シリアルポートへのアクセス許可
引き続き、こちらを参考に動作環境を整えていきます。
https://www.arduino.cc/en/Guide/Linux
現在のユーザーがシリアルポートにアクセスできるように変更します。
ArduinoをUSBでパソコンに接続した状態でデバイスの情報を表示。
サイトでは、ttyACM*となっていますが旧式のArduinoだからか、
/dev/ttyUSB0で認識されています。
$ ls -l /dev/ttyUSB0
crw-rw---- 1 root dialout 188, 0 7月 11 23:00 /dev/ttyUSB0
これで現在のユーザーを「dialout」というグループに所属させれば
アクセス権が得られることがわかります。
以下のコマンドで、現在のユーザーをdialoutグループに追加。
$ sudo usermod -a -G dialout `whoami`
この設定、
You will need to log out and log in again for this change to take effect.
とのことなので、一回ログアウト(もしくは再起動)して、設定を反映させます。
サンプルプログラムの書き込み
IDEを解凍したディレクトリの「examples/01.Basics/Blink」に「Blink.ino」という
サンプルがあるので開いてみます。
サンプルをコンパイルして書き込む前に、
[ツール] - [ボード]から接続しているボードの名称を選択。

[ツール] - [シリアルポート]から、「/dev/ttyUSB0」を選択。
※最近のボードだと「/dev/ttyACM0」かも。

エディタのボタンをクリックして書き込みます。

これでLEDがチカチカしてくれました。
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